
3年生は、サケに関するクイズを作って出題したり、これまでの飼育記録を見せたり、調べたことを発表したり、動画を見せたり。あの手この手で、2年生にサケの稚魚の魅力を伝えていました。

「クイズです。エサは、いつ頃からあげるでしょうか?」

「①「さいのう」が残っているときからあげる ②少し「さいのう」が小さくなってからあげる ③「さいのう」がまるっきりなくなったらあげる」

「さあ、答えはどれだと思う?」「ん~。②かな。」「答えは③です。」

「こうやってタブレットで観察記録をビデオで撮影したんだよ。」

「まずは今までの水を捨てます。そ~っとだよ。稚魚が逃げちゃうから。」

「新しい地下水を、これもそ~っと入れてね。」

見事な鮭の絵です。

「これがはじめの頃の、お腹に「さいのう」という赤い栄養袋がついているときの写真です。」

「もらった受精卵も、こんな感じでオレンジの色だったよ。最初は、目ができてくるんだよ。こんな感じ。」



交流を終えた2年生が、「ありがとうございました!」と教室に戻りました。

さっそく3年生から教えてもらったことのふり返りを、ノートに書いていました。
「3年生から教えてもらってわかったことは、温度が15℃以下じゃないとだめ~」

「私は、『いのちを大切にする』ということを教えてもらいました。これまで教室に鮭の稚魚はいたけど、今までは鮭を見ることもなかったけど、これからは見ることは絶対したいなと思いました。~」など、一人一人感じたこと、わかったことを黙々と書いていました。

3年生も教室に戻り、交流活動のふり返り。

自分についた力という視点でふり返りをしていました。

「私は教える力とやさしく対応する力がつきました。今日は2年生に稚魚のことをたくさん教えることができて良かったです。クイズで楽しくしたり、水替えや餌やりを2年生にさせてあげたりできました。2年生は、興味をもったと思います。」
「うまく伝えたいことが伝わらなかったと思う、理由は、言葉やクイズばかりで聞いている2年生が飽きてしまったからです。今日の失敗は次にいかしたいです。」
中間休みに3年生が、校長室にもいる鮭を見にやってきました。
「校長先生、こっちに集合写真みたいに整列してます。写真撮ってください。」

たしかに6匹が横一列に並んでこちらを見ていました。放流まであと4日です。
本日は啓蟄。

毎日の暖かさで、理科室内のチューリップが開花しました。

除雪でできていた雪山は、日に日にその存在感を失っています。