事前に日頃の買い物についておうちの方にアンケート調査を行い、それぞれ情報を持ち寄っての話し合いでした。
「たくさんの食材を買うおうちの人は、どんな苦労や悩みがあるかまとめよう」


・値上がりがすごいので、少しでも特売の日に買う
・買いすぎて、無駄にならないようにしている
・栄養バランスが偏らないようにしている
・家族の好みやアレルギーなどを考えてメニューを決めている
などなど。たくさんおうちの方から取材をしてきていました。

次に、担任がおうちの方にお願いしていたアンケート情報が示されました。

値上げのことやクーポン券のこと、メニューを考えるポイント、なるべく国産の
食材を選んでいること等があげられていました。
配られた資料を真剣に読む子供たち。

自分が取材してきたことと、見比べながら考える子も。

くらしに直結している身近な問題だけに、子供たちは普段感じていることやおうちの方から見聞きしていることを、どんどん話し合っていました。

ふり返りには、
「おうちの人たちは、日々苦労している仕事の後に、また仕事という感じでしているのがすごいと思いました。」
「今日は、友達がたくさん質問していて、それを聞いているだけでもいろいろ分かりました。」
と、今日の自分の学びのあしあとが記されていました。消費者の目線から考えた子供たち。続きの学習からも目が離せません。
ある子が学習終わりに、「あのね、ぼくのお母さんが、食事を作るときの隠し味は「愛」って言ってたよ。」と、こっそり教えてくれました。

ちなみにこの写真の子は、配られた資料の枚数が足りないことに気づき、自分は取らずに、後ろの子に渡していました。そして、足りない自分の分をもらいに行っていました。ただ紙を後ろ渡すだけのことですが、次の人のことにまで思いを至らせている細やかな心遣いに感心しました。