◆休み時間。廊下からなにやら声が聞こえてきました。
「何をしているの?」
「学校にいる人から、サインをもらっているの。」と1年生。探検バッグを首から提げて、出会った上級生や先生たちに名前を書いてもらっていました。
「名前をかいてください!」
「こっちの先生にも書いてもらったら?」
それを通りがかりの上級生たちは、優しくサポートしていました。
「校長室に入るときには、失礼します、っていうんだよ。」
自然と声を掛け合う子供たち。
「1年生かわいい。1年生と遊んでみたいなあ」と5年生。これから関わりを広げていけたら、もっと楽しいくらしになることでしょう。
◆意識すること
とてもよい姿勢で漢字の学習をしている子がいました。
「家でゲームをするときとか、姿勢が悪くなっちゃうんだよね。姿勢が悪いと、字がきれいに書けないんだ。だから今は、姿勢をよくしようと思って頑張ってるの。」
こうやって自分で考えて、意識することで成長するのだと思います。 子供はちゃんと自分のことを理解しています。
◆道具として使いこなす
「タブレットを抱えて、何をしにいくの?」
「昨日植えた苗の観察です。」
地域の苗屋さんから購入してきた野菜の苗。一番人気はミニトマトだそうです。
タブレットでの撮影も手慣れたものです。
「上から撮ってみよう。」
「ぼくは横から。」
「じゃあ、下からも撮ってみようかな。」
下からのアングルでは、葉っぱの裏の様子が見えたそうです。
「拡大して撮ってみたよ。これ、つぼみかな?」
一人一人考えながら、実に面白いアングルで撮影していました。
「あれ?葉っぱが増えてる!昨日は3枚だったのに。」
「しょっかん(多分感触のことです)が、ざらざらしてる。ここ、触ってみて。」
「見て!拡大して撮ったら、とげみたいのがいっぱいあるよ。」
タブレットの機能をうまく活用しています。自分の五感も大事にしながら、発見の連続の子供たちです。
そばにいる私たち大人は、子供たちの成長に日々感心しきりです。